9月28日のブログでこの付近が、筑波の産業技術総合研究所の学者 I.M.氏が来館の話を紹介しました。日頃よりこの地域にモアイの像のような石が多いので疑問を持っていましたら、当地域が鬼首カルデラや鳴子カルデラの火砕流堆積物で出来ていて、それが固まる過程でできたものらしいと教えていただき感動しました。そして、もっと調べたくなりました・・という話でした。その後大変ありがたいことに同氏の研究論文を始め各種研究資料や月刊誌を送付いただき感謝やら恐縮しています。今わからない言葉をとばしながら勉強中です。
こんどは、地震学者が来館しまたまた向学心が・・・。と言いますのは、ここでは昨年6月の岩手・宮城内陸地震の余震がいまだにあります。ニュースになる余震もありますが、震度1にも満たない小さな余震が結構あるからです。大砲のような音が「ドーン」と聞こえます。そして、その音の方向から震源地の方向がわかるような気がしていたり・・・。そんなことで、地震のことについて色々と知りたいなと思っていたため地震学者の訪問は「待っていました」という感じです。お気の毒ですが私の興味にお付き合いいただきました。また今月末、訪問していただけるようです。待ちかまえております。
地震学者とは東北大学大学院理学研究科 地震・噴火予知研究観測センターの T.M.教授です。
来館の目的は、この地方に臨時地震観測機器の設置の準備のためです。大地震の発生には地下深部の水やマグマ等の流体が深くかかわっているようです。東京工業大学の先生が代表になってその関係を研究しているようです。T.M.教授はその一環で上記余震を調査して地下の水やマグマの位置や分布を調べようとしているとのこと。
この地域(鬼首、鳴子地域)が、火山学者にも地震学者にも大変興味がある地域であることのようです。学者は空からも地表でも地下深くにも調査のメスを入れつつあるようです。