14日で岩手・宮城内陸地震から2年が経過しました。小学校の授業の一環で植樹体験をさせていただく予定の山に栗原市職員Sさんに連れて行っていただきました。植樹場所は県北部地方振興事務所栗原地域事務所→栗原市→山主(Sさん)のルートで探していただきました。その帰り道、花山の麻布地区の復旧工事中の現場のわきを通ってきました。雨の中の危険な作業です。壁の黄色い重機は無人、青い重機は有人の操作です。
てっぺんのタワーに見えているのはロープで支えている重機です。ここは地震の前に大雨で崩れた現場を今日のように工事をしていました。そのとき地震が来て山形の作業員3人が犠牲になったところです。地震の時は今日より雨量は少なかったですがやはり雨天でした。今でもここはときどき小さな地震があります。作業も危険です。そういえば作業員を救出するために無人の重機が動いていました。その様子を避難所のモニターで見ました。その無人の重機が今は、復旧工事に活躍しています。工事の安全を祈らないわけにはいきません。色々なことが思い出されました。今回下見に行ってきた植樹予定場所はこの工事斜面の裏側でやはり今回の地震で崩れたところです。
復興に役立ちたい。地元の子供たちにそのことも含めて地元花山を好きになってもらいたい・・そんな思いで植樹場所を探しています。しかし、この現場を見たとたん、何故か、ただただ疲れました。力が抜けるような思いがしました。本当は元気をもらわなければならないのに。