原発の発電コストは、事故が起こる前であっても決して低くはなかった。
原発の発電コストは原発推進のために巧妙に表現されたものであった。
時間がない方はY氏のブログ「禁断の原発」の中の次を見ていただきたい。
http://www.ustream.tv/recorded/13923515
(お付き合いできる方は次をサーと読んでほしい)
未だ私が現役のサラリーマンの時。現衆議院議員(自民党)の秋葉健也氏が県議会議員(無所属)だったころ同議員主催で定期的に勉強会を開催していた。同議員を推していた私は都合がつけばこの会に出席していた。
この日も4~5名が同席してた。同議員は自然エネルギー導入に前向きな議員。この日は宮城県のエネルギー政策について担当の課長を招いて話を伺った。その課長に私が質問をした。「原子力発電のコストは一番安いように言われていますが、実際はどうですか?」。「〇〇のようなコストは原価に含まれていますか?」と全くの素人の私が質問した。その課長は明解に、発電コスト比較表を出し、「原発は@5.9円/kwh(確かこれくらいだったと思う)ですが、この中に〇〇は入っていません」。「それなら〇〇はどうですか」。「それも入っていません」。
「最初に原発推進ありき」のもとに巧妙に考えられたコスト算出方法だった。
この後、原発推進派は使用済み燃料の扱いで迷路にはまった。迷路から抜け出すため再処理しようと舵を切った。新ウランが不要な夢の燃料。しかし、この燃料を作り出すため再処理費用がとんでもなくかかることを発表することはなかった。原発の発電コストに入れられることはなかった。もんじゅの事故が起こった。更に環境は厳しくなった。これでも発電コストを見直すことはなかった。
知らないうちに原発コスト分という表現をせず私たちの電気料金の中に一律に入れられた。
原発は「トイレの無いマンション」と言われる欠陥だらけのシステム。
今回の原発事故で実際に高い原発コスト更に高くつくことになった。
普通に考えれば東電が起こした事故は東電で支払うべき。東電が支払いきれないのであればまずは東電だけが電力料金を値上げすればいい。東電から電気を買っている人は全員で負担する。
福島原発の問題は国民一人一人の問題です。とりわけ東電の電気を買っている人の問題です。 震災復興支援に際して、福島が取り残されることがないようにしていただきたいと思います。
加藤哲夫氏のブログhttp://blog.canpan.info/katatsumuri/を時々開いてみてください。
ブログ 禁断の原発 http://blog.livedoor.jp/kindannogenpatsu/も時々開いてみてください。