我が家では台所ゴミは100%庭に埋めて肥料にしています。春になりますと、かぼちゃやジャガイモが勝手に生えてきます。
今年はジャガイモをそのままにしておきました。小さな木枠の中で結構収穫がありました。
台所ゴミを燃える(家庭)ごみとして出すよりよっぽどエコだと思います。ニワトリくらい飼いたい気持ちですが、ここは住宅地ですのでそうはいきません。
さて、原発から出た使用済み燃料の貯蔵や処分は、台所ゴミのようなわけにはいきません。日本国内では絶対に処分場は見つかりません。放射能の影響がなくなるまでプルトニュウムでも数十万年以上も、物によってはそれ以上かかるようです。そんな長い間、天変地変が起きない場所が日本には見つけられないからです。
そこで、モンゴルに国際的な使用済み核燃料貯蔵・処分場を造る計画に我が国も1枚加わろうとしていることが明らかになりました。包括的燃料サービス(CFS)の一環だそうです(7月2日河北新報)
原発は発電中も万全な安全対策はできません。使用済み燃料の処分方法は何も決まっていません。モンゴルに持っていけば何とかなりそう・・。貧しい過疎の町で発電し、ゴミは貧しい国へ持っていく、これが日本です。
ウランを採掘している地域はもっとひどいことになっているようです。(放射能汚染の現実を超えて 小出裕章著)
実は日本でも1950年代後半から60年代にかけてウランを採掘してたようです。人形峠と言う場所だそうです。ウラン採掘に関係した人の5~10人に一人の割合で肺がんで亡くなったようです。掘り起こし放置された残土で住民が癌にかかりました。住民の訴えで残土処理をするまで18年を要し、数年前処理が終わったそうです。
京都大学の小出裕章助教の受け売りですが、原発は貧しさの犠牲に成り立っています。ウラン採掘でも発電立地でも使用済み燃料施設の立地でも・・・。