岩手・宮城内陸地震は3年前の6月14日でした。
ここは、その地震で崩落した現場の一つです。栗原市花山の道の駅から温湯(ぬるゆ)温泉の方に向かうところ。
国道398号線に車を止め、その車窓から、撮影しました。復旧工事中です。
(写真中央上から3分の1のところ)よく見ると大型の削岩機が、岩を削っています。「ダッ、ダッ、ダッ・・・」音が響きます。
重機の真上に人が見えます。重機の真下のとがった先で岩を削っていると思います。見えませんがロープでつっていると思います。
しばらく見ていました。
3年前、ここでは崖の崩落防止の工事をしていました。そこへ、岩手・宮城内陸地震がありました。山形から来た作業員3人が生き埋めになりました。崩落防止の工事中に地震で崩落して亡くなった・・。何とも複雑な気持ちです。
無人の重機が捜索活動、その様子を避難所となっていた花山の石楠花センターのモニターTVに映し出していました。
たまたま石楠花センターに行っていた折、一人目が発見されたときでした。
今その現場にいます。今度はモニターTVの画面ではありません。復旧工事中の重機を見ています。捜索活動も復旧工事も危険と隣り合わせの作業。
3年前、亡くなった人のことを思いながら、復旧工事中の作業員の安全を祈りました。
この崖のすぐ裏側の山林も大きく崩れました。この夏以降、その山林に木を植える事業を始めます。
ここから見える工事用のクレーンが見える場所です。
今回の東日本大震災で被災した海の人と3年前に被災した花山の人との交流事業です。宮城県観光連盟主催、アサヒビール社会貢献事業の一環、「森のなかま」が企画実行、そして、県や栗原市そのほか多くの方の協力で実現します。