きょう、矢ヶ崎克馬先生琉球大学名誉教授の講演を聴講してきました。(於;宮城県医師会会館)
この講演会開催の情報は近所の方の紹介です。
NHKでは原発推進と反対の立場の専門家を招いて意見を交わす番組をつくるようになりました。これは画期的なことです。
例えば、内部被ばく問題を取り上げた「ニュース深読み」です。
①上記の矢ヶ崎克馬先生と②朝長万左里 長崎原爆病院院長、③唐木英明 東京大学名誉教授(内閣府 食品安全委員会 専門委員)他が出席していました。
矢ヶ崎先生の話には感心させられました。しかし、朝長先生や唐木先生の意見はひどいものでした。この矢ヶ崎先生の話をもっと聞いてみたい・・と思っていた時、近所の方から講演会開催の情報が入り本日聴講できたわけです。
聴講は150人位の方、年齢としては30~40代の小さな子供を持つ方が多かったように思います。
本当にいい会でした。ご案内くださった近所の方Hさんに感謝です。
原発問題は、立場を異にする専門家の議論を私達が聞いてどちらが正しいか私達一般の国民一人一人がそれぞれ考えることが大切と思っていました。
原発推進派は、御用学者を集め隠蔽やねつ造・・・。反対派の排斥・・をやってきたようです。科学的、経済的な議論は全く行われてきていないことを改めて思い知らされました。
話は変わりますが、きょうのトップニュース、汚染された肉が市場に出たとか、汚染された藁を牛に与えたとか・・・。
改めて確認したいです。加害者は東電と国です。消費者も藁農家も酪農家も販売店も誰も悪くありません。
きょうの、矢ヶ崎先生の話の中にありました。チェルノブイリ原発事故の際、1000㌔離れたスイスでは、自国生産の牧草を牛に与えなかったようです。自国の牧草を全て廃棄、外国から輸入したそうです。酪農国スイスの誇りと国民を大切にする政府の姿勢でしょう。
静岡のお茶の問題と似ています。世界一の自負があるなら一切出荷停止、全額東電と国の補償を求めましょう。
原発は一旦事故が起こってしまえば、電力会社も国も何回つぶれても贖いきれない程の被害がでる・・小出裕章京都大学原子炉実験所助教。
その警告のとおりとなってしまいました。
日本の取るべき道はダダ一つです。
「経済的にどんなに犠牲を払っても国民の健康を守ること」
全ての賠償を東電と国で贖うことです。
国は、国民の生活を犠牲にし、賠償額を最低に抑えようとする戦略・・・。結局国を滅ぼすかコスト高になるような気がします。