8月5日の新聞(河北新報、朝日新聞)。岩手のコメ当選者に「汚染されたお米 セシウムさん」。
東海テレビ(名古屋)情報番組「ぴーかんテレビ」4日放送。操作ミス、誤報・・。謝罪。
この記事を見ると、昔のこんなことを思い出します。
サントリーの辻会長の発言。副都心計画の立地で東北はあり得ないと主張、その時の発言で「東北は「クマソ」の住んでいるところ・・」と東北を馬鹿にした発言。この発言で東北はサントリー商品の不買運動が上がったんです。最近はこの発言がすっかり忘れられたようで店頭には平気で並んでいますが・・。このとき辻会長だったか代理だったか東北に謝罪のため来ました。もちろん不買運動を止めさせたくてでしょうが・・。
もっとも「クマソ」は九州の人を馬鹿にした言葉のようで、東北人を馬鹿にしながら一緒に九州の人をも馬鹿にしたと話題になったものです。
しかし、東海テレビは、今回の件で放送では謝罪したらしいですが、東北各地に謝罪に来るつもりもサラサラないです。
こんなテレビ局は必要ないんです。「リハーサル用に作ったものを誤って流した」と言って謝罪したらしいです。「リハーサル用」とはいえ作ったんでしょう。また、「番組プロデユサーやデイレクターのチェックが甘かった」と言っているようです。「チェック機能がない」でなく「マスコミとしての誇りや社会的な責任感の欠如そのもの」です。東北に謝罪に来ないのは、サントリーの辻会長以下ですよ。
米は日本人の文化です。米には特別な思いがあります。国の猫の目行政に苦しみながらも、農家の人は、情熱とプライドをもって米を作っています。
その米が、東電と国の誤った政策のために汚染される危機に立っています。日本から特に東北から米文化が消えるかもしれない危機に立っています。沢山の生物が住むようになった田んぼ・・環境に優しい安全でおいしい米、玄米で食べれば免疫力をUP・・・。米粉の普及で米消費UP・・。
東海テレビは米作りの現場を、日本人の原点を見つめなおしていただきたい。