22日、久しぶりに犬の散歩。弱い雨、薄暗くなっていました。蝉の鳴き声がしないです。虫の声は聞こえます。
耳鳴りが虫の声を邪魔します。
大発見です。耳鳴りは、蝉がいっぱい鳴いていたときは、遠くの森で蝉が一斉に鳴いているように、そして、秋の虫が鳴いているときには秋の虫の鳴き声に聞こえます。
見たことが無い犬がきます。かわいらしい犬です。
近所の顔見知りのおばさんが連れていましたので声をかけました。
避難区域の南相馬で発見された犬だそうです。飼い主が分からず、ボランテイア団体が保護、その犬をこの方が一時的に預かっているとのことです。
しかし、今日22日、飼い主が見つかったようです。しかし、いつ引き取れるかわからないとのことです。
物語があります。この犬は、顔や耳に大けがをしてたようです。預かって間もなく4匹の子を産んだそうです。知人に声をかけ全部里親が見つかったそうです。
飼い主によれば、避難指示が出たので犬に餌を与えて避難していたらしいです。その後何度か餌やりに戻ったようです。最後に会ったときこの犬は大けがをしていたようです。次に餌やりに行ったときに姿が見えなかったので死んでしまったと思っていたようです。
しかし、この犬のお相手の犬もボランテイアさんに保護されていたそうです。お相手の犬の写真を避難所で見た飼い主が、ボランテイアさんと連絡をとり、自分の犬と再会、そして、その方の連絡で写真の犬の飼い主が分かったようです。
写真の犬ともう一匹の犬は近所で、過去にも、きれいな表現ができませんが、分かりやすく言えば、できていたのです。
厳しい現実があります。2匹とも飼い主と再会を果たしましたが・・。
写真の犬の飼い主は生活が安定するまで引き取るのを待ってほしいということらしいです。この犬も飼い主を教えてくれた、もう一方の犬の飼い主は、もっと厳しいらしいです。引き取ることはできないらしいです。
福島第一原発から逃れて、離れてしまった愛犬と再会してもすぐには暮せない現実、そしてまた、一方は永遠に暮らせなくなってしまった現実・・。誰が、これらの飼い主に、これらの犬に辛い辛い「ごめん」の挨拶をさせてしまったのでしょうか?
代表選びで数合わせやっている政権与党の議員さんよ・・。この「ごめん」は、飼い主でなく、皆さんが言わなければならないのではないですか?