8月2日夕方畑に行きました。
畑に着いた時には、もうヒグラシがこの夏一番の大合唱です。
しばらくしてヒグラシの声がしなくなりました。
代わって、例の虫が一斉に飛んできました。
(ネットでこの虫の名前を調べてみました。クロコガネでいかがでしょうか?)
畑のモロッコインゲンがデートスポットです。
この光景を見るのは、今回が3回目です。随分と様子が分かってきました。
一匹でとまっているのは、まず雌です。止まるなり、この雌がおしりから白っぽいものを出します。
それを合図に、雄が雌の上にとまります。
3つのカップルを時間の経過とともに紹介します。
一つ目です。
2つ目です。
3つ目です。こちらは既に1つのカップルができています。
その脇に雌が雄を待ち構えています。
少し角度を変えてカメラを構えます。
すぐ雄が来ました。
2組のカップル誕生です。
上記3カップルを撮るのに要した時間はわずかに2分間(19:10~19:12)・・・あっという間の出来事です。
推論を加え整理してみます。
①日没(19:00過ぎ)を合図に、林から一斉に我が家の畑目指して飛び立ちます。
(選抜試験です。一定の距離を飛行できる体力があるものだけが子孫を残すことを許されます)
②目標の、我が家のモロッコインゲン用のネットや竹に到着です。ネットや竹は頭を上にしてしっかりとまるの に最適なんです。
到着したら休む時間を惜しむかのように、雌は、頭を上にして自分の体を固定、数秒後に雄の受け入れ完了です。
(お尻の部分から白いものが・・)
③雄は、間髪を入れずに雌の背中に抱きつきます。
(大発見!!!すごーい。「椅子取りゲーム」の元祖)
④雌と奪い合いは「先着順」・・これが基本的なルールのようです。
1匹の雌の背中に1匹の雄が抱き着けば、他の雄はそのカップルの邪魔はしません。
いさぎよく他の雌を探すんです。
⑤背中に抱き着いた後は数秒でゴールイン。
但し、この後が長いんです。ゴールインのポーズでしばらく動きません。
後は、ごゆっくり・・・・。私も夕食の時間です。最後まで見届けることなく中座しました。
(研究材料発見!!これらの虫に綿くずを付けるかペンキを塗ってどこまで戻るか追いかけ産卵場所や生活場所を調べる・・・どうですか?どなたかチャレンジしませんか)
結局2分後に移動。19:14、車を止めたところのヤマユリを撮影して帰宅しました。
畑仕事より、クロコガネの観察の収穫が勝った夕方でした。