お借りしている畑の側溝のミゾソバの花が咲きました。秋晴れのさわやかな朝日を浴びて綺麗です。
拡大します。
他の株です。
拡大します。
朝、沢山の茄子やネギを収穫、大根の種を蒔きました。
作業を終え、畑で食べる朝食は、実にうまいです。
ミゾソバの花は、長靴の汚れを落としながら写真撮影しましたが、ちょっとした清涼感を与えてくれました。
ところで、ミゾソバの咲いていた側溝は放射線量が周りよりは高いはずです。
(ここからが本題です)
家に戻り、ビデオで9月23日放映されたNHK ETV特集 チェルノブイリ原発事故汚染地帯からの報告を見ました。
朝仕事のいい気分が一気に消えてしまいました。
そして、25年後の福島がこのようにならないか心配になりました。
ウクライナのコロステンの放射線量は、日本で言えば、福島市や郡山市と言った地域と同等です。年間5mSv~1mSvのエリアです。25年間の累計被ばく線量は平均で26~15mSvのようです。
ここでは放射線の影響と思われる健康被害が政府から報告されています。
(例1)子供は、慢性疾患が急増しているとのことです。
(1992年20%→2008年78%)
(例2)大人は、甲状腺がんを含む多数の病気が増えていることです。
ここで注目されるのは、年間5mSv以下でもこのような健康被害が起こっているという事実です。
一方日本はどうでしょうか?20mSv以下まで住んでも問題ないということにしてしまっています。
さすがに異論もあったようですが、その異論を抑えるための検討会が設けられました。
低線量被ばくのリスク管理に関するワーキンググループです。この報告が昨年の12月にあったそうです。
「20mSvは、健康リスクを回避できる」と・・・。
委員の獨協医科大学木村真三准教授がウクライナ等の実態から低線量の危険性を訴えた一方、長崎大学 長瀧重信 名誉教授は、国際会議において甲状腺がん以外の健康被害は認められなかったとして切り捨てたようです。
原発を推進する立場の専門家を多くそろえたワーキンググループの結果は上記のとおりです。
ウクライナのコロステン(5mSv~1mSv)の放射線量は、福島県の大半で、そして、宮城県の一部でも同程度です。これらの地域に住んでおられる方は、ウクライナ政府を信じますかそれとも日本政府を信じますか?
NHKは実にいい番組をつくります。
日本政府はやっぱり信用できません。