栗原市立花山小学校の自然体験授業の一コマです。
今日のスケジュールです。学校側の多忙なスケジュールのやりくりと地元の沢山の方のご協力とで実現しました。
(花山の広葉樹の山林の持ち主さんにご了解を得て)
①秋の山林見学、山林でドングリや苗木を採取
(宮城県こもれびの森 森林科学館のご協力で)
②そのドングリや苗木を先に作った盆栽鉢に植え、盆栽を作る
③ドングリの木を植える・・・この日は4人で9本植えました。
④石釜で焼き芋を焼いて食べる
この日は、晴れてはいるが、冷たい小雨が降っていました。
授業スタートは、広葉樹の山林でドングリ拾いです。
葉っぱがすっかり落ちたこんな季節、山に入るなんて花山の子でもほとんどないのではないかと思い、敢てこの季節を選んだんです。
山に入るなり1人の子が、「アッ、バッケ」と叫びました。
このあたりでは、フキノトウをバッケと言うんです。
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「すごい、大発見!!」「どうしてこれを知っているの」・・と聞きました。
よくおじいさんと一緒に山菜取りに行くということでした。
この言葉・・嬉しすぎます。いい家庭ですねー・・・。
葉っぱを退けると目的のドングリがあります。大半は根が出ていました。
皆楽しそうです。
木の実を見つけて食べ、きのこを発見して採取しました。ミミズのような虫を見つけて「〇〇さん虫!!」と叫びます。
きのこも発見しました。これはムキタケです。
採取したり観察したりしながら、この山の頂上に行きました。花山の東側の山々が一望できました。
森林科学館に移動して。
盆栽を作りました。
ドングリの木9本の植樹しました。
子供達と一緒にこの木が成長してくれると思います。
そして、焼き芋を作って食べました。
森林科学館の皆さんには大変お世話になりました。
(ちょっと気になるニュースがあります)
小6と中3が受ける全国学力調査の学校別成績が教育委員会の判断で公表可能になったようです。
困ったことです。
子供達は、それそれの成長に応じてその時その時で色々な経験をすることが大切だと思います。
机の勉強と並行して、リアルな体験をすることが大切と思います。
リアルな体験を通じて、教わるよりも学ぶ気持ちや深く考えたり調べたりする気持ち、暖かで優しい気持ちが育つんだと思うんです。
学校別成績が公表されるようになれば、このような自然体験授業の時間は削られ、目先の成果だけが求められるようになるような気がしてなりません。