今年の7月16日、栗原市立花山小学校6年生12人による植樹が行われました。先般、その生育状況を観察してきました。
この場所は、先の岩手・宮城内陸地震で崩落、35~55年の杉が2,500本倒れ、道路が流されました。道路の復旧工事をして、その後裸地の状態の山林。そこに宮城県北部地方振興事務所栗原地域事務所のご指導で復興支援植樹をしたものです。子供たちも復興支援の一翼を担っていただいたわけです。
表土はなく、重機で固められたところ、そして、この夏の猛暑・・。最悪の環境にこの苗木はよく耐えてくれています。苗木は杉、50本です。コンテナ苗、そして、杉花粉がほとんど出ない苗の2種です。
それぞれに生育の違いは見られましたが今のところは生きています。わずかですが育っています。この冬の風雪に耐えられるか? 植えた子供たちのためにも耐えてもらいたいと思います。結果は春にはご報告ができると思います。
ところで、一般の植樹場所との違いが分かりますでしょうか? 植樹した場所も周囲を見渡しても草があまり生えていません。崩落地で復旧工事をした場所は、表土がありません。草が育ちにくいです。当然木も育ちにくいです。裸地は大雨や融雪の時泥水となって川に流れます。ここは北上川の支流です。
「ここに、皆さんの手で植樹をしましょう!!」まだまだプランの段階ですが、沢山の方のご協力を得て、このような呼びかけができるよう準備中です。