28日朝、いつもの通り散歩。
この辺では珍しくなった棒掛けです。地方によって棒掛けも色々呼び名があるみたいです。
刈り取った後の田んぼでカラスが2羽仲良く何かを突いています。
我が家の犬です。道端にテッシュやたばこ等のゴミを見つけると土の柔らかいところを探して穴を掘りそのゴミを埋めます。仕事は実に丁寧です。この日はテッシュを埋めているところです。(口元の白く見えるのがテッシュです)
「ポイ捨て禁止」・・・そんなタイトルで動画サイトに投稿したいくらいです。
カラスも犬も土の放射能のことは一切気にしません。しかし我々人間は放射能による土壌汚染は深刻な問題です。
9月28日の新聞です。環境省が除染基準を発表しました。原発事故が起こるまで放射能について扱った経験が無い環境省が?!。今日の参議院予算委員会でもこの種の放射能についてどの省庁の所轄か混乱する場面がありました。でも一歩前進です。
年間「5ミリシーベルト」・・。日本の法律で決められているのは年間1ミリシーベルト・・。この差は、東電もお金を出したくない、国もお金を出したくないからです。技術的に不可能だからかもしれません。
国民の健康を守るべき国が・・。
ところで、年間5ミリシーベルトと空間の放射線量との関係は?分かりにくいですよね。小出裕章助教の講話を聴いたときに間違っていなければ次のようなことだったと思います。皆さんご存知だったら教えてください。
空間線量 0.1μシーベルト/時 ⇔ 年間 1ミリシーベルト・・。
つまり、除染基準、年間 5ミリシーベルトとは、その地域の環境が平均0.5μシーベルト/時 まで下げるということです。その除染費用は国が出しましょう・・ということです。
除染基準を年間1ミリシーベルトにしようとすれば除染費用だけで80兆円以上、年間5ミリシーベルトとすれば5,000億円くらいかかりそうだとの試算もあるようですがどうでしょうか?そんなに少ない金額ではないはずです。
更に具体的に進めようとすれば問題山積です。除染までの期間もはっきりしません。住宅地は10年、森林は50年かかって5ミリシーベルト?
国は一旦基準を出しました。具体的には未だわかりません。自衛上一人一人がそれぞれの生き方、余命、経済力で判断するしかないということでしょうか?
例えば福島市は全戸除染基準年間1ミリシーベルト・・。国の基準5ミリシーベルト以下にする場合は福島市が自分で金を出せということです。出せますかねー・・・。
元の状態に戻すのが補償、しかし、加害者がすることは補償ではありません損害賠償という考え方が必要です。元の状態に戻せないのであれば損害賠償を徹底的にしなければなりません。
これらのことが何も解決しないまま原発を再稼働させる?これはもっとおかしいです。