ドングリの木と言えば、コナラ、ミズナラ、クヌギでしょうか。
散歩道では次のような木があります。
代表はやはりコナラです。しかし、例年より実の数が極端に少ないです。山はどうなっている気になります。
企画事業のまとめを早めに済ませ山の様子を見に行きたいです。
これは、シラカシ。例年より実のつきはよさそうです。
ウバメガシです。実の数は少な目です。
やはり、コナラの実の付き方が気になります。
山のブナはどうでしょうか。ここ2~3年少なかったのでそろそろ豊作になってほしいものです。
ところで、コナラやサクラ等の広葉樹の木はシイタケやナメコ、ヒラタケ等のホダギに利用されています。
これらの木を伐りホダギの準備をする時期です。そして、その生産地の一つは福島県です。もちろんこの宮城県でも生産されます。
しかし、その作業は進められず業者は本当に困っているようです。理由は福島第一原発の事故です。
作業を進めるためには、まず、原木ときのこ両方の放射性物質量を測定しきのこへの移行率の調査が必要になるらしいです。
宮城県は、ほとんど検査されず出荷されているのが現状です。9月末に検査できる場所が増えましたので、そろそろ、あそこでも基準値以上がでた、こちらでも・・と発表される可能性が高いです。特に県境に近い県北や県南では心配です。
当面、今年販売しているきのこを検査して、基準値以上の値になった場合のホダギを検査、その移行率を調べます。
原木の生産流通はその後になると思いますが・・。
原木きのこは自然に近い形で栽培するため味が良いと評判。しかし、作業は重労働のため後継者に悩む業者も多い中皆さん誇りを持って続けていました。しかし、今回の件できのこは売れない、今後に向けて植菌もできないという状況です。
ここで原木きのこの工程を知ったかぶりして話をします。
H23年 間もなく木を伐り90㎝程度に切ります。、
H24年 春植菌します。仮伏せ、本伏せをして
H25年 秋から収穫
これらの費用はもちろんきのこの販売ができて初めてできます。
検査の遅れは、検査が開始され放射性物質が検出されなくとも、きのこの販売を妨げ、風評被害の賠償請求を遅らせます。2年後の生産の準備ができないです。一旦販路を止めれば以降の販売もできなくなります。
もちろん、検査で放射性物質が検出されればそのダメージは大きすぎます。
検査体制は県だけがやるのでなく、民間委託すればいいだけの話です。それでなくとも県職員の仕事は増えています。