今朝の散歩です。全国的に祝日、成人式の朝、さすがに、車の数は少ないです。
マサキです。高速道路の脇道にあります。フェンス越しに撮りました。
ズームアップしてみます。
殺風景は高速道路の脇道、地味なマサキ、その木の中でたった一本このマサキだけが、実の数が多いです。
今日は成人式です。自分は、もう成人式の3回り以上も年を取ってしまいました。TVで成人式の様子を映し出していました。震災の影響でしょうか、さすがに成人式を壊すような光景は見当たりません。成人式ができることの喜びを感じているようです。
夜、BS-TV「50年の時が過ぎて 山田洋二が描いた日本」を見ていました。
津波でがれきだけとなった陸前高田の町のなかに一本の大漁旗が立っています。支える針金に黄色いハンカチがついています。これを立てた住民の菅野氏が言います。復旧作業をしている人にこの旗をとりましょうかと聞いたら、そのまま立てて置いて欲しい・・。がれきだけを見て作業をするより良い・・と言われたそうです。
復興の象徴、目標が大漁旗、そして、家族や家、仕事を失って陸前高田を離れなければならなくなった人がきっと帰ってきて復興を担う・・そんな思いを込めた「大漁旗と黄色いハンカチ」。
番組は、映画「幸せの黄色いハンカチ」のラストシーンを映し出す。そして、今の夕張の様子も・・。
がれきの中の「1本の大漁旗」の力、そして、その旗の下の「黄色いハンカチ」の力・・被災地の新成人に宿ってくれそうな気がします。
何故か、今朝の散歩に目にとまった、実が一杯ついた1本のマサキ、そして、津波の後、ある新聞記者が教えてくれた、がれきの中に一斉に咲いた桜、今日のTVの大漁旗と黄色いハンカチが重なります。