昨日の正午、TVのアナログ放送が終わりました。
震災の影響を考慮、昨年7月に終了する予定を延ばしてくれていたようです。
その歴史的な出来事?をカメラに収めました。
これは31日昼11:11のNHKーTVアナログ放送の画面。正午で放送を終わるメッセージ。
正午を過ぎたとき画面。0:26に撮影。
急に1年前まで住んでいた栗原市花山の近所の皆さんのことが心配になりました。ここは地デジの電波が入らないところ。共同アンテナを山の上に建て、各戸に配線するしかないそうです。山の中は、アンテナやケーブルを這わす電柱の建設費、更に、住宅地に降りてきて、電力会社の電柱を使うことになりますが、その使用料・・。補助金は出ますが、それでも私が住んでいたところは、自己負担分として、1戸当たり月5,000円かかります。NHKに支払うお金の他に月5,000の出費は大きすぎます。話し合いはなかなかつかず少なくとも1年前はアンテナ工事の着工もしていませんでした。今どうなっているのでしょうか?
TVでは、「地デジ対応TVに替えないとTVが見れなくなりますよー」というコマーシャルばかりで腹が立ちます。デジタルに変わることは分かっているけどアンテナ使用料を無料にしてよー・・・。
因みに、山間にある花山では、同じ花山でも、地デジの電波が容易に入る地域と入らない地域があります。アンテナケーブルにして数十メートルから数㌔メートルの距離の差があります。場所によっては、共同でアンテナを建て費用を折半するより、自力でアンテナを建てた方が安くなる家もでてきます。足並みはそうかんたんに揃いません。
東京電力の大口使用者向け値上げ問題。ひどすぎます。容易に値上げに応じる必要はありません。
しかし、福島第一原発事故、その責任の一端は東京電力使用者全員にあることを忘れてもらっては困ります。この問題は別です。
「電力料金値上げ反対」以上に「福島県民の健康を守れー」とか「補償対応をしっかりやれー」とか声を上げてほしいと思います。東京電力使用者の一人一人が、自分たちは加害者の1人であることを一時も忘れてもらっては困ります。
アナログ放送が地デジに変わること、それ事態は大変良いことです。しかし、一方で中山間地の容易に地デジに切りかえれない人達を取り残してはいけないことを考える必要があります。