普通の朝の散歩
今日は田んぼコースに決めました。
今日も決まった場所で揚げ雲雀(アゲヒバリ)の様子が見えました。カメラを構え何度かシャッターを切りましたが撮影することはできませんでした。ヒバリが真下に舞い降りる姿はいつ見ても面白いです。子供の頃よくヒバリの巣を探したことを思い出します。尚、ヒバリが降りたところには巣はありません。巣の位置を敵に教えるようなことはしないんです。降りたところから歩いて巣に行くんです。賢いです。その辺を考え、ヒバリの気持ちになって巣を探すんです。わくわくします。
ヒバリの気持ちを解説します。人間が歩きそうなとことで見つかりにくいところを選んで巣を作るんです。ヒバリの天敵蛇を人間に追い払ってもらう魂胆、しかし、人間も危ない・・・。そのぎりぎりのところに作るんだと思うんです。
今、さすがに子供の頃のように巣を探すことはしませんが、小さな子供が一緒だったら巣を一緒に見つけるんですが・・・。
ヒバリのところで数分立ち止まり、そして、歩き出して5分程で、スズメノテッポウで一杯な田んぼがあります。何でこの田んぼだけこんなにスズメノテッポウが一杯なのだろう・・等考えながら中に入ってみます。
スズメノテッポウです。
この草は穂を抜いて吹いて遊びます。笛のようにピーピーと音が出ます。子供の頃はこの草をピーピー草と呼んでいました。昔取った杵柄、早速チャレンジです。簡単にピーピーと音が出ました。懐かしい音、そして香りです。
それぞれの個体を見ただけでよく音が出るものあまり出そうにないもの見分けがつきます。しかし、1人の散歩、自慢する相手がいないのが残念です。
畔(クロ)に黄色い花が咲いていました。スカシタゴボウです。この草も子供のころから見覚えがあります。
子供の頃、田んぼで農作業を手伝い、暇を見つけてはその近くで色々な鳥の巣を見つけたり田んぼで遊んだりしたことが懐かしい。普通の生活、それが懐かしい。
これらの田んぼ、今年は減反政策で米を作れない・・これは寂しい。