水量が極端に少なくなった花山ダム湖を見ていました。今度花山小学校5,6年生の授業で花山ダムの歴史を学ぶことになりその協力をすることになったためです。
そのダム湖を横に見ながら、宮城県こもれびの森に向かって車を走らせました。
目立ったのは、牧草地の赤茶けた地肌です。宮城県の中では放射線量の高い地域です。牧草地の線量を下げるための天地返しが行われているんです。
岩手・宮城内陸地震で大きな被害を受けて辞めざるを得なくなった酪農家が多い中で、歯を食いしばって頑張って続けてきた人々に今回の福島第一原発事故は、追い打ちをかけています。
従来どおりの良質な牧草地とするためにこれから何年かかるのでしょうか?
ここは、杉の人工林を皆伐したところです。植樹されず、そのまま放置されているため雑木が生え出しています。白く見えるのはタラノキの花です。一旦人が手をかけた自然は元に戻るにはかなりの年月がかかります。
あちこちに黄色い花が目立ちます。多くの場合オオハンゴンソウです。
(このオオハンゴンソウは)在来植物に悪影響を与えるとして特定外来生物に指定されています。
ほんの10分、車を走らしただけです。
考えさせられます。私達は誰も無関心ではいけないと思います。反省しなければならないと思います。人間は自然に対してあくまで謙虚でなければならないと思います。