ヤマグワの実です。
子供の頃この実は「クワゴ」とよんでよく食べました。
このクワゴ、大人になっても何度かジャムを作りました。但し、ジャムを作ろうとすると、写真のように小さいクワゴでは、採るのが大変です。大きなクワゴをつける木を覚えておいてその木で採るんです。
昨日、町内会でちょっとした山野草の観察会があったとき、養蚕用の桑の木はヤマグワ(写真)とは種類が違うこと、そして、この養蚕用の桑は、クワゴも大きかったと教えてくれました。勉強になりました。
更に桑の葉はお茶にも使うということで話が盛り上がりました。
ところで、蚕は何故桑の葉しか食べないのか興味ある記述がありましたので紹介します。
植物雑学辞典と言うサイトです。
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/moraceae/kuwa/yamaguwa2.htm
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クワはカイコガの食草である。カイコはクワしか食べることができない。多くの植物は虫に食べられないために、様々な化学物質を含有して防御を行っている。一方、この防御物質に対して無毒化することができる虫は、その植物を専門的に食べるようになる。クワとカイコガの関係もそのような密接な関係があると考えられるが、実際にはクワは特別な忌避物質を持っていない。全く忌避物質を持っていない植物は大変珍しく、そのような植物だけをカイコは食べることができることがわかった。
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大抵の山菜は防御物質が含まれているため「食べ過ぎには注意」です。
しかし、蚕が教えてくれています。
桑には防御物質がないようです。私達はいくら食べても大丈夫ということでしょうか?
もしかして、実も葉だけでなく、枝も?根も?皮も?食べられるかも・・・。
そうだ、とんでもない大きな実を付ける桑を開発できれば、農家は助かるかも・・・。