11月20日ゴボウ茶を作ったんですが、私が実施している焙煎工程の詳細を説明します。
デリケートな変化を感じ取っていただきたいと思います。
11月19日の快晴は、ゴボウを一気に乾燥させてくれました。
手で触ると簡単に折れます。乾燥終了です。
昨日、早速焙煎することにしました。
1トレイに、少し長めのごぼう1本分が入っています。
フライパンに入れ手で揉んで少し細かくします。
(最初は主に乾燥させる工程です)
大雑把に手で細かくしたら、焦げないように弱火で5~10分程度炒ります。
最初硬かったごぼうが、火を入れた途端に少し柔らかくなるのを感じます。
更に続けると少し硬くなります。
この硬さの変化を感じます。
硬くなったところを感じたら火を止め、冷まします。
火をとめて冷ましている間に一気に、乾燥が進みます。
冷めたごぼうにヘラを立てると霜柱を踏んだ時のようにバリバリと音を立て面白うように細かくなります。
それから5分程度弱火で炒ります。
(最後は「焙煎香」を出す作業です)
今までより少し火を強くして炒ります。
(煙がほんのわずかでも出たら火は止めます)
ごぼうに粘性が出て固まったり膨らんできます。
粉をふいたようなフライパンの表面が黒光りしてきたり、一部にダマができてきたり、ゴボウが立ってきたり・・・そんな変化を感じます。(注)写真ではダマがウスバカゲロウの蛹の大きさ位になっています。
お椀に移して後は、だしパックに小さじ2杯ずつ入れて完成です。
ごぼう茶作り
感性豊かな方は、デリケートな変化を楽しんでいただければいいと思います。
研究熱心な方は、それぞれの変化を化学反応ととらえを調べていただければと思います。
面倒に思う人は????
お茶を入れるようにお湯を注いでもいいし、ヤカンで煎じても、またポットにパックをいれお湯を注いで入れて置き好きな時に飲んでもいいです。