これは、自宅(仙台市)の周辺、遊歩道のコナラの木です。
ナラ枯れを起こす病原菌を媒介するカシノナガキクイムシの仕業の木屑が見られます。
このままですとナラ枯れがどんどん広がります。
伐倒しくん蒸するのが普通の対策です。
この木の近くで伐倒が始まりました。
3月22日みやぎ森林保全協力員の研修会がありました。
その時もこのナラ枯れの話題がありました。
宮城県では、丸森町のナラ枯れ被害が特にひどいとのことです。
平成22年度8本(1㎥)、
平成23年度被害なし、
平成24年度136本(56㎥)、
平成25年度 6,042本(1,795㎥)
丸森町では、ナラ枯れ対策に2,000万円を投じるようです。
以上までが研修会の内容です。
研修会の後、密かに、伐倒したあと、6,042本の使い道を聴きました。
こちらの方も問題だからです。
容易に想像できるとおり、薪や炭にはできないんです。
東京電力福島第一原発事故の影響で放射性物質が付着しているからです。
丸森町の林業は、この原発の影響で甚大な被害を受けました。
ナラ枯れ被害が追い打ちをかけました。
東電や国は、これらに対してどんな対応をしてくれているのでしょうか?
ところで、何故丸森町だけがこんなに一気にナラ枯れが進んだんでしょうか?
(推論)
福島県は、薪やきのこ栽培用ホダギの出荷量が極めて多い県です。
しかし、原発事故の影響でこれらの出荷がストップ、木が切られなくなったために隣接する福島県相馬市
等からカシノナガキクイムシが侵入してきたんだと思います。丸森町も同じ原因で木が切られなくなりナラ枯れに至ったと思われます。
丸森町のナラ枯れは原発事故が原因かどうか調べたい・・・といったら東電は調査費を出しますかねー?
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