畑のジャガイモの大半が食べられた日から1日経ちました。
食べられた跡の畑を撮った写真を改めて整理、その犯人像を想像しました。
直感では、手が器用な獣です。ハクビシンかサルですが、ハクビシンの可能性が高いと思われます。
ジャガイモの茎の倒されている方向が、畝に直角です。更に、もともと生えていた場所の近くに散らばることなくきちんと並んでいます。無駄な力を使わず、実に冷静で合理的に掘り起こしています。
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実際、我々が掘り起こす方向と同じなんです。ジャガイモを作るとき水はけを良くするために、畝を高く、その畝の峰の部分に種イモを埋めていくんです。新芽がでて葉茎が伸びていくに従って畝の間の土を根本に上げて行きます。畝と畝の間の溝はどんどん深くなり、畝は高くなります。だからジャガイモを掘るということは、この畝を崩す作業、もしくは茎を引き抜く作業ということになります。
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ところで、ジャガイモは次のようについています。
これは、無事だった株を引き抜いたものです。
つまり、根と茎の付け根から葉にならない茎(ひげ根より太く白い部分)を伸ばし、その先端にジャガイモをつけていくようです。
食べられた株の根と茎の付け根を拡大します。
掘り起こし方も器用なら食べ方も器用です。
茎を残し、ジャガイモだけを上手に切り離しています。
食べ残したジャガイモ片を見てみます。一口では食べていません。口はあまり大きくない獣です。
歯で適当な大きさに割って食べているようです。ジャガイモ片の一部に犬歯か前歯の跡らしい部分も見えます。
拡大します。
①手が器用、②賢い、③口が小さい、④ジャガイモを食べる獣
更に⑤この畑には柿の木が生えていて、この柿を食べにくる獣もいるんですが、ハクビシンは柿が好物なんです。
最初にジャガイモの被害にあったとき、近くの畑でイノシシの被害にあっていたこともありイノシシの仕業と考えていましたがイノシシではなかったです。