6月末に行った石巻市網地島でのことで感動したもう一つがこれです。
2012年に所属する森のなかまが、東京大学から松枯れに強い松の苗を頂いたんです。その年の11月、頂いた松を、網地島の皆さんと協力して網地島に植えることにしました。
その一部をここ熊野神社境内に植えたんです。
この神社は切り立った岸壁に建っています。境内から見た景色です。
植樹作業をしていて心配になりました。土壌が浅いんです。
掘るとすぐ岩盤が出てきたのを覚えています。
植えてから一度もそこに行っていませんでしたが、このほど行ってきました。
びっくり、感動!!元気に育っています。ほどんど枯れたと思っていたので・・・・。
もちろん枯れてしまったのもあります。これらは、土壌が浅かったためというより、ヤダケ等が近くに繁茂していて日当たりの悪かったためと思われます。
もちろん、定期的に島の皆さんが手入れをしてくださったおかげですが、松の生命力に感動しました。
(ここからが本題です)
松島の松枯れ防止対策に関連して提案があります。
松枯れを防止するための方法は①薬剤の空中散布、そして②薬剤の樹幹注入です。
前者は環境汚染で、そして、後者は効果が有限でしかもコストがかかる等課題があります。
そこで、この網地島の熊野神社での植樹経験が役立ちそうです。
現在実施中の空中散布や樹幹注入をやめて、松枯れに強い松の苗を現在生えている松の横に植えたらいいと思います。
松島の松が生えている場所は、大半が土壌が少なく簡単には植えられないと考えてしまいがちです。しかし、某企業が開発した植樹用袋等にバケツ1杯分の土を入て植樹する方法があると思います。
・・・松島でやってみたいです。